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俺はあの人の事を正樹先生って呼ぶ事にしたの。
何か同じ名前で親近感沸くし(笑)でも本当の理由は、正樹先生みたいになりたいって願掛け。
背が高くて、肩幅が広くて、何より人間の優しさに溢れた人になりたかったの。
また明日も会えるんだって思ったら毎日が楽しくなってきたんだ(笑)
俺…正樹先生に恋しちゃったのかな?でもゲイじゃないよ!!なんていうの?憧れ?(笑)
それで、正樹先生と遊ぶようになって2週間がたった時に、正樹先生がボールを持ってきたの。もちろんバスケットボール。
俺はあんまり乗り気じゃなかったけど、半ば強引にバスケをやるはめになったのね。
でも、正樹先生なら大丈夫って思えたんだ。何でだろ?正樹先生なら俺の悪口言わないって思えたんだ。
それで正樹先生と俺とで1on1を始めたの。
こっぴどくやられたね。
ボールを触ったのは、ゲームを始める時だけ。
でもね、終わった後にドリブルの仕方とかシュートの仕方を習ったの。
その時始めてバスケが楽しく思えたんだ(笑)
冬の夜に汗だくの男2人。
ノッポとチビ。
はたから見ると不思議な感じだろうけど、この時は何とも無かったの。
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