case1 智美

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私の仕事は、私の世界にある程度、人間を送ることだ。 こっちの世界では、それを死ぬと言うらしい。 私は、もちろん、人間などではない。 さっきの死神の店主のように協力してくれる同業者もいるが、 様々なやつがいるので、俺にとっては、同じ職場のやつでも、 信用しない。 私の世界では、仕事に役立つ物がたくさん売られている。 仕事道具として、私はあの絵本を使っている。ただ、それだけだ。 さて、あの子のところへ行くとするか。
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