財宝を抱いた古き龍ーファフニール

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ファフニールは元は人間である。 人間だった頃、ファフニールは父親の財宝が目的で、父親を殺害し、弟を追放して財宝を手に入れた。 しかし、財宝には「手にした者には大きな不幸が訪れる」という呪いがかけられていた。 財宝を他の者に取られまいと考えたファフニールは自らを魔法でドラゴンに変え、財宝を守っていた。 そして、岩石や金属をも紙のように切り裂くドラゴンスレイヤー「バルムンク」を持つ竜殺しの英雄シムルズがファフニールを討伐しファフニールはそのまま息絶えたという。 財宝に取り付かれた者の成れの果てである。
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