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「銀狼さん、多分君の席は僕の隣だよ」
（ん～……今なんかおかしくなかったか?
俺様の事『銀狼さん』って呼んだよな……）
「あれ聞こえなかったのかな……
ねぇ聞いてるの銀狼さん!!」
「え!??」
「あれ??まだ自分がよばれてるって分からないのかな?
まぁこう言えば分かるよね……
『瞬身のーーー』」
（ヤバい!皆にバレる!!）
「あぁぁぁあぁーーー!!」
ガイアが突然大きな声を出したので周りが一瞬で静かになった。
やがていたい目線が四方八方からガイアと少年に注がれる。
「ま、まぁこっちでゆっくり話そうぜ!!
ほら!こっち来いよ!な??」
そう言うとガイアは半ば強制的に少年を廊下に引きずり出した。
「まったく、いきなり何するんだよ……」
あまりの突然さに少年は不満そうにブツブツと文句を言っているようだ。
「はぁ!?こっちが文句を言いてぇよ!!」
すると少年はニヤリと笑う。
「え?何で??」
「何でって……えっとそれはだなぁ……」
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