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「やっぱ君があの『瞬身の銀狼』なんだね。
一回だけ『光の守護団』の本部で見かけたからそんな気がしたんだ」
少年の言葉を聞いてガイアはぽかんと口を大きく開け、目も見開いたまま固まっていた。
「な、何で知ってるんだよ??
校長といいお前といい……
お前は何者なんだ……??」
「僕??僕は『光の守護団』所属、ランクS『紅蓮の邪神』ーーーエルディだよ」
「紅蓮の……邪神………」
そう呟くと改めてエルディを見る。
エルディは青色の髪の毛をしており、髪の毛の長さはハーフといったところである。
髪の毛は遊ばせる程度たたしてあるため、ガイアのように活発なイメージではなく落ち着いた雰囲気を醸し出している。
瞳は髪の毛と同じく青で、はっとする程澄んでいる。
容姿を見る限りかなりの数のファンがいるであろう。
それだけエルディは大人のかっこよさがあった。
「『光の守護団』に所属してるなら俺様を知ってるのに説明がつくな。
ってことは校長のアクセルの事も知ってるのか??」
「うん。なんたって休暇のついでにアクセルの様子を見て来いってのが僕の任務だからね。
もっとも任務というよりただの長期休暇かな??
そろでも時々はクエストもやってるけどね」
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