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「へぇー。長期休暇だなんて粋な事してくれんだな。
俺様なんて休む暇なんかなかったのに……
正直羨ましいぜ……」
「でも今こうして学園にいるじゃない。
それってやっぱり休暇なんじゃない??」
ガイアはやれやれと大袈裟に首を振った。
「俺様ったらもう『光の守護団』を脱退したんだよ。
まぁ色々あってな。
すっげぇ組織に止められたけど限界だったから無理矢理脱退してここに来たってこと」
ガイアはエルディもまたアクセルのようにすっ頓狂な声をあげると思い身構える。
だがエルディは特に驚いた様子もなく静かに言った。
「やっぱ脱退してたんだね。
ここ最近噂も聞かなくなったからもしやと思ってたんだ。
組織からは何も報告は受けて無いけど……」
「まぁその話はもう止めだ。
とにかく人前で俺様の正体ばらすなよ!!
『魔帝』にバレたら厄介な事になるからな」
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