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「ここまでは皆しっかり理解してるみたいだな。
まぁこれ位は当たり前か。
次はエルディ!!魔法の種類について答えてみろ!!」
ジークの言葉を聞いたガイアはニヤニヤと笑って隣のエルディを見る。
「お前の出番だってよ!
分かんなかったら俺様を頼ってもいいんだからなぁ!!」
「……………」
ガイアの言葉を完璧にスルーしたエルディ。
一度息を吸い、返事をして立ち上がる。
「魔法には一般的に下級、中級、上級があります。
下級魔法は方程式の理解は簡単で詠唱破棄もしやすいです。
中級魔法になると多少複雑になってきて、詠唱破棄するのは魔法が得意な人以外はできません。
ただ魔力の消費が多くなるので普通は詠唱をします。
上級魔法はかなり方程式が難解であり、その分威力・魔力消費共に凄まじいものがあります。
上級魔法が使えれば軍にも入れると言われています。
詠唱破棄できるのは現在で3人もいないと言われているそうです。
以上で終わります」
エルディの説明を聞き終えた生徒は今の状況が信じられないような表情でエルディを見ている。
勿論ジークも例外ではない。
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