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「魔法には全部で7種類の属性があるだろ?
火・水(氷)・風・雷・地・光・闇
これは誰でも知ってるよな??」
ガイアの言葉に皆は当たり前という表情で頷く。
「その[神獣召喚]っていうのも7種類、魔法と同じ属性があるんだ。
それである属性を1つでも極めると、その属性の[神獣]を召喚できるようになるんだ。
極めるって言っても上級魔法使える程度じゃ駄目だ。
まず絶対条件に火の神獣を召喚したいなら、火の魔法全てを詠唱破棄できないといけないな」
「全てを詠唱破棄!??
そんなの無理に決まってるよ!!」
ガイアの話を聞いていた生徒のうち一人が困惑した様子で立ち上がり、叫んだ。
「それができる奴がいるんだ。
世界は広いからな……」
「そ…そんな……」
立ち上がった生徒は信じられないといった表情で席に座る。
「続けるぞ。
それでその[神獣召喚]ってのはめちゃ威力が高い。
上級魔法なんてめじゃない。
だがその分魔力の消費もかなり多い。
だからこそ全ての魔法を詠唱破棄できないと駄目なんだ。まぁ上級魔法を詠唱破棄するような奴はなかなかいないがな!!
俺様の知ってるコトはこれ位だな。
じゃあ付け足し終わりまぁす!」
そう言うが早くガイアは席につく。
暫くの間、エルディ以外は口をぽかんと開けたまま黙っていた。
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