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「まぁこんな感じだ」
書き終えたらしくジークは字が誰でも見えるように教壇の端に行く。
ガイアは復習の必要など無いのだが、一応黒板を確認する。
そこにはジークに似合わない丁寧な字で『火→風→地→雷→水(氷)→火』
と書かれている。
生徒達が黒板をしっかり見る時間をとっていたジークだが、頃合を見て話し始める。
「これは矢印の左にある属性が右にある属性に強いという事を表しているものだ。
本当は円で繋いだ方が分かりやすいがまぁいいだろう。
火は風を打ち消し、風は地を吹き飛ばす。
地は雷など通さず、雷は水を自分の力に変える。
そして水は火を消し去る。
このように相対な関係にあるわけだ。
しかし油断するな。自分の方が属性が優位にあっても、相手との魔力で劣っていれば魔法は打ち消されてしまう。
まぁ結局は自分の実力も欲しいって事だ。
あと例外として光と闇だが、光は闇をも浄化する。
しかし反対に闇は光をも飲み込む。
だから相対な関係には無いんだ。
ここまでの復習はいいか??
」
ジークの言葉に無言で頷く生徒達。
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