ガイアの実力

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その様子を見て嬉しそうに笑うジーク。 自分が教えている生徒が優秀なのは教師にとって喜ばしい事なのだろう。 「次は神具についてだ。 神具は一生身に着けておく物だからしっかり覚えておけよ!! まず神具はーーーー」 ジークは要点だけまとめ、簡単に神具について説明をした。 内容は『神具は特殊な金属に自分の魔力を込めてつくる武器である。 形は持ち主に一番合う物へと変形する』 といった本当に簡単なものだった。 神具は皆が持つ武器なのだが、作ってしまえば普通の武器と変わらないとされていた。 そして詳しい事はまだ分かっていないというのも理由の1つだろう。 そのためジークの説明も簡単だったのである。 ようやく復習も終え、そろそろガイアの属性調べと魔道具錬成でもしようと思ったジークはガイアにその旨を伝えようと席を見る。 するとそこには高々と手を天に向けて伸ばしているガイアがいた。 「……………なんだ?質問か?」 教室中の視線を感じた為、無視する事ができなかったジーク。 心底嫌そうに聞く。 「あぁ。ジー君は転移魔法とか魔力付与について説明しなかったから良いのかなぁ? って俺様は思ったわけだ。 けど誰も何も言わないから、代わりに俺様が代弁したって事」
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