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あなたの好きだった匂いに
ふと顔を上げてしまいました
あぁ やはりあなたの好きな空気が鼻をくすぐります
閉じた窓からはあなたの好きな音を奏でて
私はあなたを歌う
歌に消えたあなたは何処にいるのでしょうかね
あなたが撫でて下さった髪は切れないまま
あなたが残した匂いを逃さないよう窓は閉めたまま
なのに
あなたはもう朧気で
このあなたに溢れた部屋に私はあなたを歌い続けているのに
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