7, 天才発明家『三浦』

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三浦の一言に他の皆が冷めて遊びをやめてしまうことがよくあったが、俺達が三浦と遊ぶのをやめなかったのは、三浦の家が非常識なほどの金持ちだったからだ。     未だにこうやって働きもせず発明だなんだと機材を揃えたり家の敷地内に研究所を建てたり出来るのは親の財力あってのものだ。     俺は、彼に対して嫉妬や憧れを通り越して同情を覚える。     と、言うのも昨日の一件が俺をそんな気にさせるのだ。     実は昨日、俺は他の4人と会っていた。  
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