ケース3.5 先輩と後輩

81/123
12338人が本棚に入れています
本棚に追加
/1643ページ
しばらく苦しそうに呻く田村だったが、突然ピタリと動かなくなる。 大樹は心配になり、恐る恐る田村の心音を確認する。 「あの・・・心音・・・止まってるんですけど・・・」 「せいっ!!」 大樹の鼻、すれすれを霞めサナミの拳が田村の溝落ちにぶち込まれる。 ドゴンと鈍い音が部屋中に鳴り響く。 すると田村は「がっはぁ!」と叫び、眼を覚ました。 「がはっ!がは・・・はぁはぁ・・・あれ・・・大樹?」 「生き返ったーっ!!」 「何言ってんのよ。健康そのも・・・」 「やかましいわ!!」
/1643ページ

最初のコメントを投稿しよう!