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しばらく苦しそうに呻く田村だったが、突然ピタリと動かなくなる。
大樹は心配になり、恐る恐る田村の心音を確認する。
「あの・・・心音・・・止まってるんですけど・・・」
「せいっ!!」
大樹の鼻、すれすれを霞めサナミの拳が田村の溝落ちにぶち込まれる。
ドゴンと鈍い音が部屋中に鳴り響く。
すると田村は「がっはぁ!」と叫び、眼を覚ました。
「がはっ!がは・・・はぁはぁ・・・あれ・・・大樹?」
「生き返ったーっ!!」
「何言ってんのよ。健康そのも・・・」
「やかましいわ!!」
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