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透き通る様な白い肌に
最高級のサファイアをそのまま
はめ込んだ様な
ディープ・ブルーの瞳
横に細長く、鋭利な耳が
彼を森の神に
祝福された種族
『エルフ』である事を
示しています。
身長は150センチほど
でしょうか?
ワタクシにはその手の趣味は
ありませんが
黒いフリル付きのドレスに
カチューシャを合わせて
銀髪を長く伸ばせば
まさにお人形の様な
美貌を放つ事でしょう。
つまり高校男児と言う
名前を付けるには
激しく不自然な
見た目をしているのです
少年…トマスは
ワタクシを認めるとゆっくりと
口を開きました
「拙者と会談を
所望しておるのは主か?」
……拙者?
ワタクシの聞き間違いですか?
童顔・美白の
美少年エルフが使うには
あまりにも不似合いな
一人称です。
俺とか私とか、
百歩譲って俺様なら
まだ納得できますが
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