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ワタクシが謝ると
魔力の放出は
すぐに止まりました。
魔力を放出したトマスは、
若干疲労した様子でしたが
あれだけの魔力を使って
疲労で済む方が変です
ワタクシなら
この場で卒倒してますよ。
「ハァ、ハァ、すまない。
名前の事を言われるとつい…。」
「では学園にいる間は
封印具が必要ですね。」
学園と言う単語に
トマスは不思議そうな
顔になります。
「学園?」
「アナタの名前で
ミキシアン魔術学園に
入学届けが出ています。
申し遅れましたが
ワタクシ、学園の教師の
スケル・ヴァインズと
言う者です。」
ワタクシの自己紹介を聞いて
どうやら納得したようです
頷きながら
「そうか…確かに
封印具は必要だ。
しかし何故学園の教師が
こんな所にまで?
来るだけでも
大変だろうに……。」
心配されてしまいました…。
「校長から特別に
魔力の高い生徒が
入学すると聞きまして、
それで一応どの程度の
魔力を持っているのか
確認に来たのです。」
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