1912人が本棚に入れています
本棚に追加
しかしそれは
生きていく中で自然に
身に付ける物です
ワタクシが彼に手を
差し伸べるとしたらそれは
ケロウ君自身が自分で
自分の誇りを制御出来なく
なった時の話。
今はトマス君の
絶望的な魔力操作が先です。
「トマス君、今さらな質問ですが
あなた普段はどうやって
魔法を使ってます?
感覚的にじゃなくて
術式的な意味で。」
魔力操作はほとんど
身体的な感覚で行います
腕を上げる・上体を折り曲げる
等々自発的な運動に
似通った部分があるのです。
「どう、と問われてもな
普通に魔力を流して
発動させているが?
術式も特に変わった部分は無い
オリジナルの術以外は
全て汎用の術式だ。」
まぁそうですよね
一々術を新規に作るより
元からある術を
覚えた方が簡単ですし。
「トマス君、今見た限りでは
その魔力制御能力で
あれだけの魔法を使えるのは
不自然なんです。
ジャッジメントも
雷華の光球も微妙な
制御を必要とする術ですから
君の能力を考えれば
失敗して当然なんですよ。」
最初のコメントを投稿しよう!