彼が華麗な問題児2

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彼の名前は トマス・スゲティーネ なんとなく美味しそうな 名前な気もします。 トマト・スパゲティと 言っているみたいで。 トマトがアンドロイス平原に 居ることまでは なんとか突き止めましたが それ以上の事は わかりませんでした。 ここから先は 自分の足だけが頼りです。 と言ってもギルド本部で トマト…じゃなかった トマスの名前を出して 仕事を頼みたいとでも言えば それですみます。 わざわざダミーの依頼まで ちゃんと用意してあります アンドロイス…、 青色角蛇の狩猟依頼。 美味しいんですよね、青蛇 この地方の名物でもあります。 ある程度の魔法が 使えれば簡単にクリア出来る 依頼なので腕試しには ちょうどいいのです。 そう、普通なら。 ギルド本部に着くや否や ワタクシは認識の甘さを 思い知りました。 ギルドは所属する 魔術士や戦士の実力に合わせて ランクを設けています 上から順にSABCDEFの 七段階評価 Fは論外、訓練生です Sはスペシャリスト ほとんどが最上級の 魔術士と戦士が 占めています。
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