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「西荻くん……好きです!」
“帰りに、教室で待ってて下さい”と言われ教室へ行ったが、また告白か……
俺は雅美に愛されるだけで良い。でも、雅美が俺を愛してるかなんて分かんない。幼馴染みだから、一緒に居るだけかもしれない。
でも、俺は雅美以外好きになれない。
「ごめん、好きな奴いるから。」
「そうですか……」
女子生徒が泣きじゃくる。
ごめんな……
俺なんかを好きになって辛い思いしたんだ。他の男を見つけてな。
「じゃあ帰るから。」
どう声を掛けていいか分からず、女子生徒を残して校門へ向かった。
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