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「おい、瞬起きんか!仕事ぞ!」
「起きとる、すぐ行くけん。」
階段を下って洗面所に行き顔を洗ってから仕事場である整備場にいく。
「…遅かっ。まあよか、今日はこいつを整備すっけんな。」
そこに置かれていたのはボロボロのS13。
「どうしたと?このイチサン」
「ん?いやこの前三瀬でアンダー出してとんだ奴。
オーナーが死んで引き取り手がおらんから引っ張って来たと」
--いきなりダークなモン来たよぉ~。
「そんなの整備してどうすっと?」
「決まっとるやん。お前の車さ。」
瞬は時が止まる事を始めて体験した。
―――――ちなみに瞬のクルマはついこの前までS12シルビアだったのだが今は、ワケあって裏に放置されていた。
勿論ワケとはクラッシュなワケであるが。
・・・は!?
いやいやいや冗談言うなやおっさん!
こんなのグシャグシャのボロボロの車でフレームも曲がってるかもわからないのが俺のだって!?
「大丈夫フレームは歪んどらんから。」
これで歪んどらんのかい!
つーかおっさん、あんたはなんで俺の心がわかるんだ?
ああエスパーですかそうですか。
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