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俺と晴也はゆっくりとウィンドーショッピングを楽しんでいた。
「なぁ、有希?
飯食った後に、オールで映画でも見に行かへん???」
―――映画か、面白いのやってるかな???
「ぉう!行く行く!!
んで、今は何をやってるんだ???」
俺が好奇心旺盛な目できくと、
「行ってからのお楽しみや。」
そう言って教えてはくれなかった。
すこし頬を膨らませてみせたがあまり効果は無い様子。仕方なく俺は、映画の内容をきくのを諦めて食事する場所について話し始めた。
「なぁ、そろそろなんか食おう?腹減って倒れにそう。」
俺がそう言うと二人でファミレスに入った。
――――――――――――――――――…
「わて、パスタセットにするわ。有希は???」
「うーん…パフ…「店員さん、グラタンセットで頼むわ。」
俺が大好物の“パフェ”を頼もうとしたのを遮って晴也は俺の分まで頼む。
店員が去ったのちに、軽く呆れた顔で、
「デザートより先に飯食えや、アホ。」
俺はちぇっと軽く膨れた後に話し始める。
「映画まで時間あるし、この後どうする???」
「そやなぁ…カラオケでも行くか???」
「いいな♪
んじゃ、勝負しようぜ☆」
俺が軽い調子で答える。
「なんもなかったらつまらん。
なんか賭けようやなぃか???」
晴也が言うと同時に、料理が運ばれた。
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