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「…んっ…ぅ…ふぁ…!」
いきなりの行動についていけない俺。
そんな俺をしりめに何度も何度もついばむような口づけをする晴也。
最後に長い長い口づけを交して、俺がギブアップをした。
「なんや、有希が襲ってきたんにもうギブアップかいなぁ。」
朝から余裕の笑みを見せる晴也。
赤面しながら何も言い返せない俺。
「ほんに、可愛えぇなぁ」
そう言って俺を自分の胸に抱き寄せる。
俺も逆らわず反対に、晴也の広い胸板に擦り寄った。
「寝惚けてるんか?
かわえぇわぁ。」
―――ギュウ
優しい晴也の腕の中。
俺は一人、幸せを噛み締めながらの朝の挨拶。
「…おはよう…晴也…?」
甘えたような声が出ていた俺。
「おはよう。 なんや、今日は甘えん坊さんやなぁ~」
また晴也は口癖のように “かわえぇわぁ”
って言って、俺を抱き締めた。
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