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―――バァン!!!
「ハァ、ハァ、やっと追い付いたでぇ…」
――恐い!恐過ぎる!!!
今、俺は、学校の廊下、それも最上階(あっ!ちなみに三階な?)の行き止まりに追い詰められ、その上、相手が壁に手を置いたせいで、壁、俺、相手のサンドウィッチ状態で捕まっていた…。
「いやっ…!とりあえず、話そう!何よりも話そう!てか、話そう!!!」
俺は半べそをかきながら、話し合いに持ち込もうと めっちゃ必死。
だが、相手はそんな俺におかまいなしで……
「有希?わてはなぁ、お前のことめっさ好きやねん。
でもな…?」
―――恐い!笑顔が恐い!!!
俺は、自分の背中を冷や汗が流れるのを感じた。
「でもな、 お前が必要以上にわて以外の奴らにスキンシップしすぎるのは嫌やねん……。
…せやから、お仕置きや」
俺、黒井 有希
人生最大のピーンチ!!!
…………かも?
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