違和感と洗脳

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幾日経っても父の、弟の面会はなかったし。もしかしたら来てくれていても面会できないようにされているのかもしれない。 毎日、毎日、私はまだ若そうで、眼鏡を掛けた貧弱そうな医者に多重人格かどうか診察された。 私がおとなしくしていたからか、もう、ベッドに括(くく)り付けられることもなく。でも、狭い部屋にいれられたままだった。窓はあるがそこから大人は出入りできない。さらには鉄格子がとりつけられていた。  
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