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このまま罪を被ろうとした。でも、私じゃない!
「さんっ…………村岡っ……さーーーんっ!!」
ベッドに再び縛られて動けない。だから、力のかぎり叫んだ。
「村岡さーーんっ!!」
「川知さん?!どうしました。」
小走りで村岡さんはやってきてくれた。私は泣きじゃくって伝えた。
「信じて、村岡さんっ。私は多重人格でも気違(きちが)いでもありませんっ!私は母を殺してなんかいない!私は無実だっ!!」
「…………。」
「さっき、私は見たんです。私そっくりな女が、この窓の外にいたのを!」
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