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上から落ちて来た柱からあたしをかばった梨香は
柱の下敷きになった直後に炎に巻き込まれた……
「まゆ……
そんなに落ち込まないでよ……
梨香が命かけて守ってくれた命……
梨香の分も精一杯生きようよ。」
「………うん……」
あの電話と
あの火事日に現われた女の子は
本当に梨香だったのかもしれない………
そして今日も
『助けて……………熱いよ………ま…ゆ………』
あの電話がかかってくる…………
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