2
3/9
読書設定
目次
前へ
/
27ページ
次へ
夜のひんやりとした冷たい風が、火照った体を優しく拭っていく。 汗ばんだ体も徐々に冷え、些か自分の思考にもゆとりが生まれ始めた。 くっきりと浮かぶ輝かしい月がこちらをそっと見守っているようだ。 雲一つ無い綺麗に円を描くそれは、明日も良い天気である事を告げている。 そこでようやくふう、と息を吐いて、首に提げている香袋を月明かりに照らした。 ほのかに香る甘い匂いが、ざわついた心をいつも落ち着かせる。
/
27ページ
最初のコメントを投稿しよう!
104人が本棚に入れています
本棚に追加
広告非表示!エブリスタEXはこちら>>
前ページへ
次ページへ
スターで応援
0(あなた 0)
小さく
文字
15
大きく
狭く
行間
1.8
広く
白
黒
クリーム
ゴシック体
明朝体
まとめてページ表示
指定なし
5ページ表示
10ページ表示
15ページ表示
ページコメント表示
ページスタンプ表示
最後に読んだページを自動で保存
最初のコメントを投稿しよう!