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三兄弟の一郎、二郎、三郎が海で遭難し、無人島に漂着した。
３人は島から容易に脱出できないことに気付き、生きていくのに必要な物を探すため
各自、島を探検しに行った。
その際、長男一郎は古ぼけたランプを見つけてきた。汚いランプを磨いていると、突然ランプから煙が
出てきて見る間に魔人の姿になった。
ランプの魔人は低い声でこう言った。
「お前たちの願いを一人ひとつだけ叶えてやろう。ただし、同じ願いは許さん。同じ願いを言った奴は食う」
一郎はとっさにこう言った。
『家に帰りたい！』
ビューン
一郎は家まで飛んでいった。
二郎も家に帰りたかったが、同じ願いは言えない。少し考えてこう言った。
『家の風呂に入りたい！』
ビューン
二郎は家の風呂まで飛んでいった。
最後に取り残された三郎も家に帰りたかったが同じ願いは言えないので、考えたすえ、こう言った。
『一郎と二郎に会いたい！』
ビューン
２人が戻ってきた
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