昼下がり

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昼下がり

晴天の下、いつぞやの流水、いつぞやの津波。 神々の名を、呼ぶのは誰か、つけたのは誰か。 大地の恵みと、いつぞやの草花、いつぞやの毒草。 木漏れ日、揺れる愛しさと虚しさ。 無実の死に、 空は無言。 何も見えない、 何も聞こえない、 何もわからない。 誰も。
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