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魑魅魍魎
並び順不同、先頭きって這い出た小鬼。好き勝手に、飛び回る色彩。
手段選ばず、海を渡りゃ空さえ渡る。内臓かきまわし、弱ったなら。
死体の上で踊りゃ、花を咲かし、群がる影を見上げた少年は消える。
何の価値もない奴等の笑顔に、君は何故、言葉を選ぶ?どこから来たのか興味もないだろ?だったらほら、嘲笑っていろ。
ああ、消える。
ウジャウジャわき、食い散らかしたまま踊る。フラ、ふらついて、化けの皮は靡く。
苦楽をともに、生きて死にゃ空さえ飛べる。同じ場所目指すから、俺の目にとまる。
死体の瞳閉じりゃ、これも有りと、思える今を焼き付けた言葉、届かず。
何の価値もない俺らの我が家に、君は今、別れを告げる。どこまで行くのか興味もないだろ?だったらほら、嘲笑っていろ。
濡れた足で歩く、歩き疲れ座り込む、途方もない愛と無に涙浮かべ。
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