第二十幕-全面対決②-

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Ⅱ「まさか【偽りの幻影】がなりかわっていたなんて気づかなかったわ~」 Ⅱはやる気がなさそうにため息をつきながら話すが、その身体からは強力な魔力と殺気をサリアに向けて放っている。 サリア「アナタに話すことなど有りません。いきます…!」 サリアは地を蹴ってⅡに接近する。 Ⅱ「まったく…面倒くさいのは苦手ナンだけど~」 そう言いながらサリアに向かって尻尾を振り下ろす。 サリアはそれに対して無言でイマジン・チートを振るう 尻尾に当たる数十センチ手前で。 Ⅱ「何を……グッ…」 サリアの剣は当たってはいないのにⅡの尻尾には傷がついていた。 Ⅳ「弓如きで我の身体に傷をつけられるものか…」 Ⅳは自信満々でそう言う。 ナルガ「…どうかな…?…『闇矢形成(あんやけいせい)』」 ナルガが巨大な弓グレイブアーチャーを構えながら詠唱すると、ナルガの周りに数百本の漆黒の矢が形成された。 ナルガはその内の数本を掴み取ると、矢をつがえ、放った。 Ⅳ「ガァァァ!!」 しかし、Ⅳの放った紅蓮の炎のブレスに消し飛ばされる。 ナルガ(火属性……好都合だ…)
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