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Ⅱ「まさか【偽りの幻影】がなりかわっていたなんて気づかなかったわ~」
Ⅱはやる気がなさそうにため息をつきながら話すが、その身体からは強力な魔力と殺気をサリアに向けて放っている。
サリア「アナタに話すことなど有りません。いきます…!」
サリアは地を蹴ってⅡに接近する。
Ⅱ「まったく…面倒くさいのは苦手ナンだけど~」
そう言いながらサリアに向かって尻尾を振り下ろす。
サリアはそれに対して無言でイマジン・チートを振るう
尻尾に当たる数十センチ手前で。
Ⅱ「何を……グッ…」
サリアの剣は当たってはいないのにⅡの尻尾には傷がついていた。
Ⅳ「弓如きで我の身体に傷をつけられるものか…」
Ⅳは自信満々でそう言う。
ナルガ「…どうかな…?…『闇矢形成(あんやけいせい)』」
ナルガが巨大な弓グレイブアーチャーを構えながら詠唱すると、ナルガの周りに数百本の漆黒の矢が形成された。
ナルガはその内の数本を掴み取ると、矢をつがえ、放った。
Ⅳ「ガァァァ!!」
しかし、Ⅳの放った紅蓮の炎のブレスに消し飛ばされる。
ナルガ(火属性……好都合だ…)
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