第二十幕-全面対決②-

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Ⅲ「……いくぞ…!」 Ⅲは大剣を軽々と片手で持つと、地を蹴り、カイザーに急接近する。 ブォン! ブラッディ・ソードは横に降るわれるが、カイザーは屈んで回避し、グラビドン・アックスを下から振り上げる。 しかしⅢは剣を横に薙いだ瞬間、残像を残す程速く飛び上がっており、斬り上げは空振りに終わった。 カイザー「……ヴァンパイアマスターに位置する魔人が…」 カイザーは顔をしかめながら言う。 ヴァンパイアには2ランクがあり、ロード、マスターがある。ヴァンパイアマスターは最上級に位置する魔物だ。 Ⅴ「オォラァァァ!!」 Ⅴは空中から羽を飛ばし、リン、ネクロスを狙うが、ネクロスがソードオブグレコルスを振るうと、風が発生し、羽を吹き飛ばす。 リン「どうする?流石に空中は厄介だわ…」 ネクロス「……やはりこちらも飛ぶしかないだろう…援護は頼む 我に風の加護を…『ウィンドソキア』」 ネクロスは自身に風を纏わせ、飛翔した。 リン「はぁ…仕方ないわね……私は飛べないし…」 リンは諦めたようにため息をつくと、レアスを消し、援護のための魔力を練り上げる。
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