第二十幕-全面対決②-

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カイザー「『グラヴィティエリア』!」 カイザーが重力の魔法を放ち、カイザーの周り数メートルは重力が増加する。 Ⅲ「はぁ!!」 だがⅢは地面に小さなクレーターができる程強く地を蹴ると、カイザーの真上まで跳躍した。 カイザー「なんだと!?」 完全に不意を突かれたためか、カイザーは重力魔法を解除できずに、凄まじい速度で落下してくるⅢを驚愕の表情で見ることしかできない。 アイカ「【デス・シックル】第一能力!!《ミルツィプライ》!」 Ⅲの持つ血の剣ブラッディ・ソードがカイザーに届く寸前、アイカの詠唱が響き、数百本の鎌がカイザーの頭上を覆った。 ガギィィン!! 鈍い音を立ててブラッディ・ソードと鎌の壁がぶつかる。 アイカ「ぐっ…!司令!速く退いてください!」 カイザー「すまない!!」 カイザーが素早くその場を離れた瞬間、鎌の壁が砕け散り、地にⅢのブラッディ・ソードが突き刺さる。 アイカ「…はぁ!!『デスインパクト』!」 地に剣が突き刺さったことによってⅢの動きが止まった瞬間、アイカは闇の上級魔法を放つ。 Ⅲの周りに小さな黒い球体が幾つも出現し、連続で爆発する。
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