第二十幕-全面対決②-

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カイザー「すまない! 我の命により現れ、その力を放て 我、重が力を操る者なり 此の地の理よその力を我に… 『グラヴィティ・イレイズ』!」 カイザーが叫ぶように言い、詠唱を終えると、カイザーはグラヴィティ・アックスを振り上げる。 グラヴィティ・アックスの先端ではブラックホールのような漆黒の塊が膨張、凝縮を繰り返していて、見ただけで凄まじい重力が圧縮されているのがわかる。 カイザー「いくぞ…」 圧縮が完了し、重力の塊はその形を直径約20センチ程の球体に留めている。 カイザーがグラヴィティ・アックスを振り上げたまま未だ闇の呪縛から逃れられていないⅢに向かって地を蹴り、駆けた。 カイザー「終わりだ!!」 Ⅲ「……ッ…!!」 グラヴィティ・アックスが振り降ろされる。 ズゴァァァァ!! グラヴィティ・アックスがⅢに当たる寸前、重力の球体グラヴィティ・イレイズが発動し、その圧縮された凄まじい重力波を解放する。 その威力は数メートルのクレーターを作り、放ったカイザーをも吹き飛ばす程だ。 砂埃が舞う… ーーーーーーー
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