12238人が本棚に入れています
本棚に追加
カイザー「すまない!
我の命により現れ、その力を放て
我、重が力を操る者なり
此の地の理よその力を我に…
『グラヴィティ・イレイズ』!」
カイザーが叫ぶように言い、詠唱を終えると、カイザーはグラヴィティ・アックスを振り上げる。
グラヴィティ・アックスの先端ではブラックホールのような漆黒の塊が膨張、凝縮を繰り返していて、見ただけで凄まじい重力が圧縮されているのがわかる。
カイザー「いくぞ…」
圧縮が完了し、重力の塊はその形を直径約20センチ程の球体に留めている。
カイザーがグラヴィティ・アックスを振り上げたまま未だ闇の呪縛から逃れられていないⅢに向かって地を蹴り、駆けた。
カイザー「終わりだ!!」
Ⅲ「……ッ…!!」
グラヴィティ・アックスが振り降ろされる。
ズゴァァァァ!!
グラヴィティ・アックスがⅢに当たる寸前、重力の球体グラヴィティ・イレイズが発動し、その圧縮された凄まじい重力波を解放する。
その威力は数メートルのクレーターを作り、放ったカイザーをも吹き飛ばす程だ。
砂埃が舞う…
ーーーーーーー
最初のコメントを投稿しよう!