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大倉は戸惑いを隠されへん様子で、こっちを見た。
「亮ちゃんもしかして…屋上におるのって…」
「せや…アイツに逢いに行く為や」
そう言うと、大倉は顔を真っ青にして
「亮ちゃん何考えてんねんっ、」
って、震えた声でそう言うた。
ごめんな大倉…
あんなに心配してくれとったのに、
本間ごめんな。
せやけど…
「俺はアイツと寄り添って生きてきたんや…」
あれほど愛しとった。
「運命さえ感じとったんや。季節が変わっても2人は一緒やと…信じとった」
やのにもう戻られへん。
あの頃の2人に…
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