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翌日、待ち合わせ場所に着いた僕。時間になっても彼女は来ない。               約20分後彼女が来た。     『遅くなってごめん。はい、これ食べてと言ってクッキーを渡された。』女性から貰った初めてのプレゼントだった。嬉しかった。余韻に浸っている間もなく…   『ねぇ何処に行く?』と聞かれた。僕は、もう昨日から遊園地に行くことを決めていて車を走らせていた。            車の中では、相変わらず話題が耐えなかった。彼女は、尾崎豊の歌が好きらしく僕の車に尾崎のCDが無かった為、         『次に会うまでには尾崎のCDを準備しておいてよ。』と言って指切りした。僕はその時また彼女が会ってくれることに嬉しさを増していた。            車は、もう少しで遊園地に着くというところで九州一大きい観覧車が見えてきた。        『遊園地に行くの?』と聞かれ僕は頷いた。彼女は、はしゃいで喜んでいた。僕は、会社休んで来て良かったと思った。      携帯は、僕のズボンのポケットで鳴りっぱなしだったけど…。車から降り『トイレに行く』と言ってトイレで携帯に掛ってきていた仕事、そうプロジェクトの最終の詰めの打ち合わせをし一時は、事なきを得た。          『遅いよ!早く行こう。』と手を引っ張られ入園した。
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