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そのとき
たくとのなかでモヤモヤしたものがあったがたくとは気にしなかった
いまは助けることが先だ
『こんな世界に私なんかいたら駄目なんだ…死のう』
女性はボソボソといいつつ橋の端に近づいている
「駄目だ!」
たくとはすぐさまその女性を抱きかかえ欄干から下ろした
(説明するとたくとは欄干に飛び乗り後ろから女性を抱えて降りた)
欄干広いとかの突っ込みはなしで
『えっ?』
女性には何が起こったかわかってないようだ
「死なんか考えるな!」
『うぇぇ? は、はい』
女性はたくとの大声にビクッとしつつも振り向きながら答えた
「弱音…ハク?」
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