龍の心臓

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何故私がこんな目に?   痛い!   アベルはあんなにも愛されて!   苦しい!   いつかは私も愛されると そう信じていたのに!!   悲しい…   父様…母様…ひどい…ひどい…   助けて!   何時間も時間をかけて女の子の心臓に龍の心臓のカケラが埋め込まれた。   「これでアテナが完成したぞ!!」     満足そうに声を上げる王の横でただぐったりと横わる女の子がいた。   すでに術の傷も塞がり、着実に女の子の身体に変化が起こっていた。     女の子の瞳は虚ろで、愛くるしい金色キラキラとした瞳はどこかに消えてしまっていた。
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