別居

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私はしばらく車椅子で移動をしていたの 力を入れるとお腹が避けそうな激痛に襲われちゃうからね 健吾には避けられているみたぃ 同じ病院にいるのに会うことはなかった 太陽は好き! 私に元気パワーをくれるから 今日も日向ぼっこ 暖かぁ~い! 「相変わらず太陽が好きなんだね」 えっ…? 健吾… 「久しぶりだね」 「うん…話しがまとらなくって避けてた」 なんの話しをまとめるんだろ? まぁいぃや 太陽の光が気持ちいぃからね 健吾は私の隣に座った 「黙っていなくなって本当にごめんな」 健吾が頭を下げた 「本当にショックだったんだよなぁ」 私がワザと言う 「言い訳なんだけど聞いてくれる?」 「聞いてあげる」 私は黙って健吾の話しを聞いていた お父さんが会社を倒産させて まず家を出ていかなければいけなくなったんだって 健吾のお母さんはね お嬢様で貧乏暮らしに耐えられなくって 実家に帰っちゃったみたぃ 健吾はお父さんに 「迎えに行こうよ」 て言ったんだけど お父さんは約束を破ったから迎えには行けないって言ったんだって 約束ってなんだったんだろ? 本当にその時は色々あって私に別れを告げられなかったんだって
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