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涙が止まらないの
いっくら泣いても涙が溢れてくるの
私ってこんなに弱かったかな?
陸はいつもと変わらない生活を始めた
私は…
涼から離れられなかった
涼がいなくならなぃよぅに見張るかのよぅに私は涼の側にいた
「お母さん」
「どぅしたの?」
「家に帰らないの?龍が寂しがってるよ」
涼はね
かなり激痛に襲われているハズなのに
私の前では弱音を吐かなかった
そんな涼を見て
私は何度トイレに駆け込んだことか
激痛に襲われると看護婦さんを呼ぶの
「お母さんがさするよ」
「お母さんは…姫と龍を抱きしめて」
涼…
絶対私に甘えない涼
涼は自分の病気を知っていたのかもしれなぃ
看護婦さんが教えてくれたの
「なんでお母さんを追い出すの?」
「お母さん…泣かせたくなぃから…」
いつだって自分のことより人を優先する
どぅしてこんな優しい我が子を奪われなきゃいけなぃの?
姫は学校帰りに必ず病院に来る
そして今日の出来事を話して帰るの
「お母さんを独り占めしてごめんね」
「いぃよ。退院したら独り占めは出来ないから今のうち甘えときな」
姫も知っていたのかもしれなぃ
だから涼が亡くなった日は泣かなかったんだよね
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