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病院に運ばれた私は手術室にいたの
私はこのまま死んでいぃと思っていた
陸は私を殺した
一生罪を償えばいぃ
姫と龍
犯罪者の子にしてごめんね
「帝っ!諦めるなっ」
誰かが私を呼ぶ
誰?
私は花畑の中にいた
天国に来れたの?
「涼っ!何処っ?」
私は走り出した
あれ?
体が重い…
死ぬと重くなるのかな?
「お母さんっ」
姫…?
私の体が突然何処かに飛ばされた
そして…
「姫…」
「お母さんっ」
私は生きていた
ここに還ってくる時に
声を聞いていた
「お父さんは諦めていぃよ」
間違いなく涼の声だった
涼が私を生かしてくれたの
だから私はこの命を大事にしよぅと決めていた
私は丸2日意識がなかったみたぃ
龍の小さい手が私の手の上にある
少し大きくなった手も一緒にあった
いつかこの手達を離さなきゃいけなぃ時が来る
それまでしっかり握っておこぅ
「傷は大丈夫ですか?」
「はぃ…」
あれ?
私は先生の顔を見ていた
「息子さんを助けられなくってすみませんでした!」
あぁ…
涼の担当医さんだった
「あの時はありがとぅござぃました」
「頭を上げて下さいっ」
先生が慌てていた
あれ?
やっぱり何処かで見た顔
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