始まりと朝

2/11
前へ
/328ページ
次へ
小さな女の子が1人。   忙しく動く大人は皆黒服で、その子ことなんて見向きもしない。   お経が鳴り響く中、涙を流す人もいれば、じっと涙を耐える人もいた。     「おじいちゃん…」   きょろきょろと、呼んだ主を探して見るものの一向に見つからない。   とうとう泣き出しそうになり下に俯いた。   「どうしたの?迷子?」
/328ページ

最初のコメントを投稿しよう!

7978人が本棚に入れています
本棚に追加