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笑う俺を見て三人は動きがピタリと止まり目を見開いて見ていたが、直ぐに瀬跂が堪えていた様に笑い始めた。
それにつられて、悠紀と信介も笑う。
「俺達、バカの集まりって事だな!」
「プッ…、そうだな」
「可笑しいですね!」
しばらく四人で笑っていたら腕の中にいた彼女がもぞもぞと動いた。
「ん~、あれ…、皆さん?」
今だに虚ろな目をしている彼女の顔を黙って、みんな覗き込む。
「うー、お腹空きましたぁー…」
一言彼女は言ってまたクタリと俺の胸に寄りかかる。
「……飯、食べるか?」
クスクス笑いながら瀬跂がみんなの顔を見て言うと、みんな頷いて家へと入った。
「信介、余り物でいいから何か美味しいモノ作ってくれよ!」
「はい!分かりました!」
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