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「おはよう」
「おはようございます、悠紀さん」
「おはよう!」
「おはよ…」
居間には既に信介と瀬跂、朔夜が座っていて朝食をとっている。
俺は椅子に座るとまたぼんやり。
「何だよ悠紀~!ぼんやりして!あ、青菜がいないと寂しいの…
瀬跂をギロッと睨むと直ぐに口をつぐんでご飯を頬張った。
「ゆ、悠紀さん、どうぞ…」
信介が俺にご飯を差し出す。
俺はそれを無言で受け取り、さっそく一口食べた。
「瀬跂、さっさと石井組に行ってこい。仕事増やすぞ」
冷たい微笑すれば、瀬跂は焦って残りのご飯を掻き込む。
そして、慌しく部屋を出て行った。
危険を察知したのか、信介も素早くご飯を食べると一礼してから直ぐに部屋を出て行く。
俺はまた何事も無かった様に食べ始めると、隣で朔夜が少し笑った。
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