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とりあえず、青菜が好きかどうかは別として、
俺の“モノ”を奪うと言うのには何と無くしゃくにさわる。
俺は朔夜から顔を背けて、またご飯を食べ始める。
「朔夜が行くなら、付き添いとして俺も行く様にする」
そう言った俺に、フッと朔夜は笑って「彼女が喜ぶよ」と言った。
「仕事、早めに終わらす様に。頑張ってね、悠紀」
「朔夜こそな、」
パタンとドアが締まる。
朔夜よりも早く仕事を終わらしてやろう…
俺の頭は直ぐにそれでいっぱいになっていた。
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