始まりと朝

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    さなだ ゆき─…       私の初恋。     少し茶色がかった髪 吸い込まれそうな綺麗な瞳  そして、 今でも覚えてる   あの手の暖かさ…         「えへへぇ~…」     夢見心地で柔らかな布団の中で寝返りうった時、   ―――スパァンッ! と、勢いよく襖(ふすま)を開けられた。    「こらあああ!!いつまで寝とるんじゃー!青菜!」
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