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試合は、すぐに決着はつかなかった。
新八もこの大会で臆病を克服しようとしていたため、強気で秋都に向かっていった。
いける。
そう確信した瞬間だった。
目があった。
その目は…
ヒトヲコロセルサッキ。
生まれて初めて背筋に寒気が走った。
手が、体が動かない。
それが秋都にとってチャンスだった。
新八が気がついた時には…
面を取られていた。
『君は強い。だから今度また試合する時は…僕を殺す気できてくださいね』
試合が終わった後、秋都が呆然としている新八に少しの殺気と柔らかい笑みを残し、去っていった。
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