The Seven sin～７つの大罪～

ドタバタで無茶苦茶な先輩達

バイル先輩と呼ばれた少年は引き吊った顔で苦笑いして言った。

「アイ……そんなんじゃ俺は釣れないぞ…。」

アイと呼ばれた少女は少々困った様な顔をして、少し悩ん後、口を開いた。

「じゃあ、これが終わったら一緒にご飯食べに行きませんか？おごりますので、ちょっと行ってみたい所があるんです。」

バイルはパァァアアっと顔を明るくして言った。

「おごらなくて良いぞ。女におごってもらうのは気が引ける。そうと聞いたら………さっさと終わらせるぞ。」

その光景を見ていた深い蒼の瞳をして、白髪を全体的に20cmくらい伸ばして左目を隠した少年と、空色の瞳をして銀髪を全体的に20cmくらい伸ばして、こちらは右目を隠している身長185cmくらいの少年達は同時にため息をついた。
二人とも３年生だ。