次の日

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ぼくはそれから何事もなかったかのように食卓についた。 今日の朝ごはんはご飯と味噌汁と玉子焼きとお新香だった。 中西「なんだよこのありきたりなご飯はよ~。」 すると母はこう言った・・・・・ 母「あんたこの前テストで平均50点とれなかったら朝ごはんはショボくなるって約束したでしょう。」 ぼくは不覚にもこの約束を完璧に忘れていた。 しかしボクのこのできの悪い頭からある作戦が弾き出された。 それはこういうものだ。 中西「えーそんな約束したっけ、母さんがバカなんじゃないの。」 ぼくはダメ元でこう言い放った。 すると母はこう言った。 母「そうかもしれないわね。明日からは美味しいご飯作るわ。」 僕の口元はにやけた・・・・・ そう見事に作戦成功したからだ。
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