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「今日はもう、ゆっくり寝てください。たぶん疲れからの体調不良だから、今日おとなしくしてれば明日は元気になれますよ。誰かを探してたみたいですけど、それは明日です。」
〈はい。〉
ネスラは落ち込んだように返事をした。笑ってセーナは言った。
「明日、その誰かの話を聞かせてください。俺も探しますから。さて、じゃあちょくちょく様子を見にくるんで、寝てください、ノールさん。」
そう言って立ち上がり、部屋を出ていこうとしたセーナに、ネスラは慌てて声をかけた。
〈あ、あの!〉
「ん?」
〈ネスラで、良いです。〉
顔を赤くして俯くネスラにセーナは笑顔で答えた。
「俺もセーナで良いよ、ネスラ。」
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