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実際には靖子が私なんかに微塵も憧れていないことはよくわかっていた。 なぜなら靖子は絶対にジーンズを穿かない。 いつも短いスカートを履いて程よく肉のついた女らしい足を見せびらかしているのだ。 だけど私は靖子が嫌いではなかった。 靖子は優しかったし私にとって唯一の友達だったからだ。
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